Q&A 『消炎鎮痛薬の使用の是非について』


消炎鎮痛薬の使用の是非についてのご質問に回答いたします。

(ご質問内容)
炎症について質問させてください

炎症が起こっている時、プーファフリー、糖の完全燃焼が大前提だと思いますが、とりあえず炎症を止めるための解熱鎮痛剤の使用はどうなのですか?

長期の使用は良くないのは分かりますが、短期の使用もよくないのですか?

崎谷先生はアスピリンを勧められていますが、他に炎症を抑えるようなものがあれば教えてください。

(回答)

・消炎鎮痛薬をNSAIDs (Non-steroidal anti-inflammatory drugs)といいます。これにはいわゆる解熱剤として使用されているアセトアミノフェンは含まれません。

・米国でアスピリンと同じくCOX-2というプーファに作用して、プロスタグランジンなどの炎症性エイコサノイドを産生する酵素をブロックするNSAIDsが開発されて、華々しく喧伝されてマーケットに出ました。

・これらの新種のNSAIDsは、従来のものの胃腸障害がないという点が”売り”でした。しかし、その後心筋梗塞や脳梗塞を増やすことが判明し、マーケットから撤収されています。

・実は、日本でも昔から使用されているNSAIDsも、心筋梗塞や脳梗塞を増やすことが判明しています(Eur Heart J Cardiovasc Pharmacother. 2017 Apr 1;3(2):100-107)。

・これらのNSAIDsは、


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