「基礎医学通信」の記事一覧

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  『遺伝子は存在しない〜その3』

ノーベル賞を受賞したワトソンとクリックの「DNA二重らせん」仮説の論文は、現在読み返すと驚くべき内容です。 その内容は、まったくサイエンスの基本(対照実験の施行やエビデンスからの検証など)が欠落している「信念」に基づいたもので...

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  『遺伝子は存在しない〜その2』

1885年から1901年の間に、ドイツの化学者アルブレヒト・コッセル(Albrecht Kossel)は、核酸がアデニン(A)、シトシン(C)、グアニン(G)、チミン(T)、ウラシル(U)の5つの化合物で構成されていることを特定しました...

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  『遺伝子は存在しない〜その1』

二重らせん構造のDNA分子は、今日ではラザフォードの原子をミニチュアの惑星系(拙著『エーテル医学への招待』で間違いを指摘)として描いたものと並び、20世紀科学の象徴として世界中で広く認識されています。 しかし、その遺伝子とされ...

◆パレオ協会基礎医学Q&A◆  『甲状腺機能とエストロゲンの関係につい…

甲状腺機能とエストロゲンの関係についてのご質問に回答いたします。 (ご質問内容) いつも大変お世話になっております。 毎日大変勉強になり、感謝しております。著書も繰り返し読むことで理解が進んでいます。 甲状腺機能低下だと、エ...

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  『脳内出血はなぜ起こるのか?』

近年では、脳卒中(stroke)は、脳梗塞で起こることが多く、脳内出血は減少傾向にあることを以前からお伝えしてきました。 脳梗塞は、脳の血管が詰まることで脳細胞が死滅します。 その一方で脳出血は、脳の血管が破...

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  『現代人の鉄過剰と慢性病』

鉄がガンを促進することは、過去の様々な基礎的な実験や臨床試験などで明らかになっています。たとえば、鉄過剰の病態(ヘモクロマトーシス)では、発ガンリスク(特に肝臓がん)が高いことが分かっています(Cancer risk in patien...

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  『カフェイン イン コンテキス…

カフェインについての総まとめをお伝えしたします。 言葉は、文脈において意味を発揮します。したがって、同じ言葉でも違う文脈で使用すると、意味が逆になります。物質も言葉と同じで、使用される状況(文脈、コンテキスト)でその作用が逆に...

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  『なぜ安全性の試験は「安全」と…

グリホサートをはじめとした多国籍企業が独占販売する農薬や医薬品に安全性試験というものがあります。この試験は、細胞あるいは動物実験が主体となりますが、何らかの障害が出る摂取上限値を恣意的に定めています。残念ながら、これの農薬などの安全性試...

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  近代病の原因:統合ストレス反応…

関節リウマチ、SLEなどの自己免疫疾患、ガン、アルツハイマー、パーキンソン病、糖尿病、自閉症、多動症、統合失調症、うつ病などの慢性病が近年急増しています。 これらの近代病は、私たちの過剰な環境ストレスによってもたらされたもので...

◆パレオ協会基礎医学ニュースレター◆  『ミラクルホルモンCO2アップ…

二酸化炭素(CO2)は、ミトコンドリアに酸素を供給する重要な役割、つまり糖のエネルギー代謝を促進する役割を担っています(ボーア効果)。これは、二酸化炭素(CO2)がタンパク質に結合する性質によります。これをアミノ酸の「カルバミル化(ca...

このページの先頭へ