就寝前のハチミツを摂るタイミングは?◆パレオ協会ニュースレター号外◆
『夜の不眠について』
おそらく、50歳を超えると熟睡感がなくなってくるということを誰しもがご経験されていると思います。最近は40代やそれ以下の若い人たちでも不眠に悩まされていますので、回答をシェアいたします。
(ご質問)
いつも先生の著書やブログで学ばせていただいております。ありがとうございます。ご相談なのですが、夜布団に入ると眠れるか不安や緊張感が出てきてしまい、なかなか寝付けないときがあります。先生の著書にあったので、寝る前(1時間前)にハチミツを大さじ2杯ほどとるようにしています。原始人食も実践していますが、これらを続けることで糖のエネルギー代謝が回るようになれば、このような不安感や緊張感も改善されていくのでしょうか?
また、就寝前のハチミツをとるタイミングですが、1時間程前でよいのでしょうか?
(回答)
私たちのバイオリズムは太陽の動きと関係しています。日が沈む夕方からストレスホルモンの産生が徐々に増加していきます。そして、就寝中は低血糖によって、さらにストレスホルモンが増強します。とくに不安感、緊張感を高めるのは、アドレナリン、セロトニン、エストロゲンといったストレスホルモンや一酸化窒素(NO)などのストレス物質です。
つまり光不足と低血糖にダブルパンチでミトコンドリアでの糖のエネルギー代謝が低下することで、ストレスホルモン、ストレス物質の産生が高まるのが夕方~早朝なのです。
しかし、子供のときをよく思い出してください。不眠で苦しんだという思い出があるでしょうか?
子供(赤ちゃん)は明らかにプーファの蓄積量が成人よりも少ないために、ストレスホルモンやストレス物質の誘導が少ないことで不眠症状があまり出ないのです。
子供でも現代の先進国の都会の子供のように、外を体を使って遊ばずに、1日中ゲームをし、プーファ満載のスナック菓子や食事をしていると、必ず不眠症状が出ます。
50歳を超えると、夜中にトイレに何回も起きるのも、同じ理由です。
このメカニズムが分かっていれば、対処ができます。
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これも不眠の大きな原因になりますので、腸の状態をキープすることも良質な睡眠には欠かせません。