◆パレオ協会ニュースレター◆  『なぜ新生児にビタミンKの注射が危険なのか?』

現代医学では、新生児にビタミンKの注射を推奨しています。

新生児の筋肉内に注射するので、ワクチン接種と同じと言われています。

これは、ビタミンK不足の母親から生まれると、脳出血など全身の出血(vitamin-K-deficiency bleeding (VKDB))で命を落とす例があったからです(Controversies concerning vitamin K and the newborn. Pediatrics. 2003;112:191–192)。

しかし、そもそもそのような症例は稀です。

そして、1990年代から、新生児へのビタミンK筋肉内注射が、小児がんのリスク上昇と関連していることが報告され始めました(Childhood cancer, intramuscular vitamin K, and pethidine given during labour. Brit. Med. J. 1992;305:341–346)。

現代医学はこれを躍起になって否定しましたが、その後の疫学的調査でも、新生児へのビタミンK筋肉内注射と小児がんのリスク上昇の関連が認められています(Case-control studies of relation between childhood cancer and neonatal vitamin K administration. BMJ. 1998 Jan 17;316(7126):178-84)。

これはビタミンKそのものの作用ではなく、注射薬に添加されている毒物によるものです。

その毒性のある添加物とは、ベンジルアルコール、ポリソルベート80(polysorbate 80)、プロピレングリコール(propylene glycol)やアルミニウムなどです(Refusal of Vitamin K by Parents of Newborns: A Qualitative Study. Acad Pediatr. 2019 Sep-Oct; 19(7): 793–800)(https://dailymed.nlm.nih.gov/dailymed/fda/fdaDrugXsl.cfm?setid=e8808230-2c44-44c6-8cab-8f29b6b34051&type=display)。

これらの毒性添加物は、ワクチンにも含まれ、自己免疫疾患など多数の病態の原因となっています(『ウイルスは存在しない』下巻参照)。

最近では、新生児に対して、ビタミンKの筋肉内注射よりも経口投与が増えています。

しかし、小児科学会が定めたビタミンKを摂取させても、頭蓋内出血が発生することが報告されるようになりました(Intracranial hemorrhage in an infant owing to vitamin K deficiency despite prophylaxis. Childs Nerv Syst. 1999 Jul;15(6-7):292-4)(No child should suffer from vitamin K deficiency-induced bleeding disorders. Clin Case Rep. 2022 May 5;10(5):e05829)。

現代医学では、この結果から、経口投与量を増やす、あるいは筋肉注射を推奨するという流れになってきています。

これは、新生児の出血がビタミンK不足だけが原因でないことを示唆しています。

新生児の肝臓では、これらの毒性物質をデトックスできません。また新生児の血管は脆いために、ちょっとした毒性物質で詰まったり、破裂したりします。

ちなみに、日本で使用されているビタミンK2シロップには、プロピレングリコール(ポリソルベート80と同じ界面活性剤)やプーファ(ゴマ油、ヒマシ油)が使用されています。

したがって、新生児に毒性添加物の入ったビタミンKを注射したり、摂取させたりすることは大変危険なのです。

それよりも、母親がビタミンK2(動物性ビタミンK、実際のワークするのは、植物性のビタミンKではない)の豊富な乳製品を普段から摂取しておくことです(Multiple Vitamin K Forms Exist in Dairy Foods, Current Developments in Nutrition, Volume 1, Issue 6, June 2017, e000638)。

近年になって、新生児のビタミンK不足が騒がれ出したのは、母親に十分な動物性のビタミンKのストックがない、つまり権力者による一般大衆の食事の貧困化(ベジタリアン、プーファ、エストロゲン、グリフォサートなど)が深刻になっていることを反映しています。
2023年9月2日
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