パレオ協会ニュースレター「新生児呼吸切迫症候群とコルチゾールついて」
こんにちは
パレオ事務局の菅原です
まもまく立春、暦の上では春を迎えますね
春は自然界の芽吹きとともに、わたしたち人間の体内でも排泄の力も高まります。どうぞ本格的な春を迎える前に、肝臓・腎臓などの臓器のケアを進めておきましょう。一段、楽に、春を迎えられることと思います。
さて、度々のお詫びで大変恐縮ですが、
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2月17日(金)東京
「健康神話の表と裏〜免疫の真実」
https://paleo.or.jp/seminar/5735/
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「健康神話の表と裏〜ホルモンの真実3」
https://paleo.or.jp/seminar/5110/
「健康神話の表と裏〜ミネラルの真実」
https://paleo.or.jp/seminar/5643/
4月16日(日)大阪
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https://paleo.or.jp/seminar/5735/
となっております。
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■パレオ協会ニュースレター「新生児呼吸切迫症候群とコルチゾールついて」
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会員さまからストレスホルモンの代表であるコルチゾールについてご質問を受けましたので、シェアしたいと思います。
(ご質問)
「先生の講義をきくようになってから
コルチゾールは急性のストレスに対して一時的に対処するものであって
基本的にいいイメージの持てないホルモンの1つとなりましたが
栄養学的アプローチを専門とする文献の中に
疑問を感じる部分がございましたので見解をお聞かせください。
ストレスで母親のコルチゾールが増えると母親の分泌量は胎盤を通過する量にダイレクトに反映しやがて胎児の副腎皮質からもコルチゾールの分泌が増え
胎盤酵素の働きが低下するので成長が抑制され胎児期の主要臓器の分化に影響を与え、成人期における心臓疾患や代謝に影響を及ぼします。
とあるにも関わらず・・・
新生児医療の現場では
予定日前の分娩などで子宮内胎児発育遅延の恐れがあるときは
呼吸窮迫症候群を予防するため母親にコルチゾールを投与します。
子宮内胎児発育遅延の胎児は肺が成熟していないことが多く
そのまま生まれると呼吸困難に陥ることになります。
そこで、コルチゾールを投与することで胎児の肺を刺激して肺表面の活性化物質であるリン脂質合成を促進することで肺成熟を加速させることになるのです。
その結果、1500gの新生児の生存率を劇的に改善しました。
現在では、早期分娩が危惧されるすべての女性に対して
コルチゾールを投与しています。
コルチゾールの投与によって胎児の肺を成熟させるのですが
同時に母親がストレスを受けた時と同じように
胎児がコルチゾールにさらされることになります。
そのため、胎児の海馬の1型と2型糖質コルチコイド受容体(コルチゾール)が減少し、ストレスによって分泌されるコルチゾールに対する反応が低下します。
これにより、ストレスに反応できない子どもが生まれることになります。
・・・
と、続いていき、
だから栄養が大事だと言いたいようなのですが
そもそもそういった悪影響が出ることがわかっていながら
早産の際にコルチゾールを投与するという対処法の妥当性について
どのようにお考えになりますでしょうか。」
(回答)
コルチゾール(糖質コルチコイド)が新生児呼吸切迫症候群に予防的に使用されるのには訳があります。
新生児呼吸切迫症候群は、子宮内ですでに胎児の肺の組織形成時に慢性の炎症が起きて、肺の機能がダメージを受けることで起きていると考えています。メインストリームの医学では原因不明とされています。
そのために強力な免疫抑制剤が効果を発揮しているのです。
肺胞という酸素と二酸化炭素を交換する袋がありますが、新生児呼吸切迫症候群ではこの袋がしぼんでしまい、膨らみません。
袋がしぼまないように働く物質を「サーファクタント」といいます。
肺の袋にゴムが張っているイメージが分かりやすいと思います。
ゴムは引っ張られてもまた元の長さに戻るだけです。
そのゴムにあたるものがサーファクタントです。
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そしてなぜ赤ちゃんのサーファクタント機能がおかしくなるのか(子宮内胎児発育遅延になっているのか)をさかのぼって考えなければなりません。
お母さんの食事内容(PUFA過剰)、ストレス状態、環境ホルモンなどが相互作用しているのは慢性炎症の病態を考えると理解できます。
この部分を妊娠前からケアしておかないと、妊娠後はこのコルチゾール投与でとりあえず炎症を抑えておこうというような対処療法をせざるを得なくなります。
コルチゾールで肺の成長が促進されるというのは、メインストリームの医学のまったくの誤解です。
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これは他の自己免疫疾患などの治療と同じ過ちを引き起こします。
現代医療という枠がなければ、エネルギー代謝を高める物質を選択します。
(エネルギー代謝を高めることが慢性炎症をストップさせる唯一の手段であることを2月17日の免疫の真実セミナーで詳しくお伝えしていきます)。
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再び事務局の菅原です。
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