◆パレオ協会ニュースレター◆  『「玄米は白米より良い」というプロパガンダ〜その2』

無機ヒ素は、主に玄米の糠と胚芽部分に蓄積されます。白米では、糠と胚芽は除去されています。そのため、玄米は白米よりも80%ヒ素蓄積量が多くなっています(Consumer Reports Food Safety and Sustainability Center. (2014). Report: analysis of arsenic in Rice and other grains.)。

ヒ素は、ガン、心臓血管疾患、糖尿病、肥満を引き起こすことは過去の研究でも明らかになっています(New risk factors for obesity and diabetes: environmental chemicals. J Diabetes Investig. (2015) 6:109–11)(Arsenic methylation capacity and obesity are associated with insulin resistance in obese children and adolescents. Food Chem Toxicol. (2014) 74:60–7.)。

特に、ヒ素を含む米、


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以上のように、冷静にリスクとベネフィットと考えると、「玄米が白米より健康に良い」とは間違っても言えないことが分かります。遺伝子組み換えのシリアルや大豆を推進する多国籍企業が絡む臨床試験などをエビデンスと持ち上げる滑稽さは、私たちの自然や宇宙を深く理解することで得られる「知恵」を持ってすれば、雲散霧消(うんさんむしょう)します。
2024年7月6日
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