パレオ協会Q&A 『胎児の心拍数について』
胎児の心拍数についての基本的な回答をシェアいたします。
(ご質問)
いつもお世話になっております。
先生のお陰で何を試しても駄目だった長年の不育症から脱する事ができ、悪阻の時にも相談させていただいた者です。今回は産前・産後の対策について質問させてください。
お陰様で赤ちゃんも元気に育ち、経過は順調、いよいよ出産間近となったところです。
ところが最近、NSTにおいて心拍の低下が頻繁に見られる為、大きい病院へ紹介する事になるかもと言われてしまいました。
臍の緒が巻いている訳ではなく、羊水量減少と母体の低血圧(上が高くても100くらい)が原因で胎盤機能が低下しているのかも?との事です。
健康的に血圧を上げる方法はありますか?
また他にも、スムーズな出産、産後の回復や母乳育児において、プーファフリー・蜂蜜や果物、グリシンやミネラルの摂取等、気を付けてはいますが、他に何か出来ることがありましたらご教示いただけますと幸いです。
お忙しい中恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。ご多忙中本当に恐縮ですが、よろしくお願いします。
(回答)
・NST(non-stress test)は、外来で第32週以降の胎児の心拍数の変化を見るだけの検査です。睡眠サイクルから起きた時に、心拍数が上がることを持って正常としています(ACOG guidelines on antepartum fetal surveillance. American College of Obstetricians and Gynecologists. Am Fam Physician. 2000 Sep 01;62(5):1184, 1187-8)。しかし、これだけで、胎児異常の診断はできません(Antepartum fetal evaluation: development of a fetal biophysical profile. Am J Obstet Gynecol. 1980 Mar 15;136(6):787-95)(Antepartum fetal heart rate testing. VI. Predictive reliability of “normal” tests in the prevention of antepartum death. Am J Obstet Gynecol. 1980 Jul 15;137(6):746-7)(A prospective multi-institutional study of antepartum fetal heart rate monitoring. I. Risk of perinatal mortality and morbidity according to antepartum fetal heart rate test results. Am J Obstet Gynecol. 1982 Aug 01;143(7):771-7)(Perinatal outcome in the absence of antepartum fetal heart rate acceleration. Obstet Gynecol. 1983 Mar;61(3):347-55)。
・なぜなら、母親のストレスや摂取しているものによって、胎児の心拍の変化が認められないことがありまるからです。胎児の心拍の低下(Deceleration)は、
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なものであることが判明すれば、グリシン、コラーゲンもしっかり摂取していきましょう。