◆「家畜肉の真実〜その2」◆/パレオ協会ニュースレター

Line of Cow's Heads Trapped Behind Railings in a Barn

こんにちは事務局の菅原です。

今日は立春。
暦の上で新春を迎える時期であり、寒さの頂点の時期でもありますね。

さて今回も、前回に引き続き「家畜肉の真実〜その2」です。

「消費者が変わらないことには生産者が変わらない」という崎谷医師の言葉の通り
消費は社会への投票行為そのものです。

消費を通して社会を変え、食の安全を獲得・確保していきましょう。

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パレオ協会ニュースレター家畜肉の真実~その2
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みなさん、こんにちは。

崎谷です。

今回は近代畜産についての続きです。

人類はもともと飽和脂肪酸主体で摂取していました(狩猟採集時代)。

不飽和脂肪酸が入ってきたのは農耕が開始された1万年前からです。

穀物には不飽和脂肪酸が豊富に含まれていますが、とくにその種子に濃縮されています。

不飽和脂肪酸の摂取が加速したのは1930年代ころから
シードオイル(穀物の種子を絞った油)、フィッシュオイルが家畜使用されるようになってからです
(やがてそれが人間の健康にも良いというデマを医学会に流して人間にも使用されるようになりました)。

シードオイル、フィッシュオイルを使うと
家畜が


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実はこれは家畜業者には願ったりかなったりなのです。

家畜を早く太らせることができます。

さらに給餌量が減るためにコストを抑えることができます。

しかし、長期間シードオイル、フィッシュオイルを家畜に使用すると


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これが「近代」畜産の姿です。

さらに米国などでは不飽和脂肪酸だけでは飽き足らず、
抗生物質や成長ホルモン(ストレスホルモンの代表)を与えて早く太らせて出荷しようとしています。

反芻動物では、不飽和脂肪酸を与えられても、ある程度は腸内細菌が飽和脂肪酸に換える能力があります
(マーガリンなどの硬化油と同じ原理)。

もちろん、これも限度はあります。

ところが、


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ということは、それを食べる人間の体内の脂肪構成に反映されるということです。

ちなみに、私は日本では牧草のみで育ったいわゆるグラスフェッドのラムを食べたことがありません。

一度、北海道で牧草と穀物を交互に与えているという羊の肉を注文して食べました。

オーストラリア、ニュージーランドのラム肉と違って臭みがありました。

ジンギスカンが嫌いだったのは、本当のラム肉を食べたのではなく、
穀物給餌のラム肉だったことをそのときに気づきました。

その北海道のオーナーさんの説明書きには、

「牧草だけでは太らないため、遺伝子組み換えではない国産穀物を与えています」と宣伝されていましたが・・・

そもそも穀物を給餌することは、草を食む反芻動物には極めて不自然な行為です。

消費者が変わらないことには生産者が変わらないので、
脂質に関しては真実をなるべく多くの方と共有していきたいと思います。

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再び事務局の菅原です。

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