◆「“場”の大切さについて」◆場の理論/パレオ協会ニュースレター

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こんにちは事務局の菅原です。

先日、東京にて開催いたしました「健康神話の表と裏〜がんの真実1」セミナー

たくさんのご参加をいただきありがとうございました。

続編の「がんの真実2」も、東京、大阪開催分の募集を開始いたしました。

詳細、お申し込みは、セミナー一覧をご覧ください。

なお、遠方の方など、セミナーにご参加いただけないみなさまより
動画販売のご要望を多く頂いております。

パレオ協会といたしましても一人でも多くの方にお聞きいただきたく
動画販売、そしてプログラムのアップデート準備を進めていますが
昨年のパレオ総会よりアップデートされた内容は
いままでの医学情報をまっこう覆す衝撃的なものとなっておりますため
情報公開にあたって、引きつづき崎谷医師による情報の精査が続いております。

なお、一連のセミナーは、今秋以降にシリーズとして再開催を予定しています。

その動画にて、みなさまにお届けすることができるよう準備を進めております。

長らくお待たせし、大変恐縮ではございますが
今しばらくのご理解ご了承のほどいただけますと幸いです。

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■パレオ協会ニュースレター「“場”の大切さについて」
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みなさん、こんにちは。
崎谷です。
『ガンの真実セミナー1』のテーマのひとつは、「ガンの場」(cancer field)でした。

今回は、ガン組織だけでなく私たちそのものを取り巻く場・環境(空間)がどれだけ大切かということをお伝えしたいと思います。

現代の生物学そしてその孫の医学にはとんでもないドグマ(独断的な教義)がはびこっています。

専門家ほどこのドグマに陥っています。

そのドグマとは、「遺伝子決定論」。

遺伝子が性質までも決定しているという暴論です。

しかし・・・

遺伝子配列がまったく同じのマウスの研究があります。

このマウスのちょっとした違いの経験が、その後の脳の成長や行動まで大きく変えてしまうことが分かっています( Science. 2013 May 10;340(6133):695-6.)。

ラットの実験でも、広くて様々な探索するものがある空間で育ったものは、狭いゲージで育ったものより、学習能力、問題解決能力が優れていることも知られています。

マウスやラットも狭いゲージに入れられた環境では、本来の生命力を発揮できないのです。

逃げられない環境に置く(拘束する)といった環境に置かれたものは、「学習性無力症」という状態に陥ります。

これは一度そのような環境に置かれると、その後解放されたのちも、再度同じ状況に陥ったときに、その場から逃れる努力もしなくなる(無力症)という現象です。

これは幼児虐待や家庭内暴力等でもよく認められる現象です。

これには


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が深く関与していることが分かっています(Psychosom Med. 1957 May-Jun;19(3):191-8)。

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ヒトを取り巻く空間がそのひとの認知能力や洞察力まで決めてしまうという最新の研究結果が報告されました( Frontiers in Psychology, 2016; 7 DOI:10.3389/fpsyg.2016.00064)。

私たちを取り巻く環境が空間認知能力を決定するといいます。
これは非常に面白いのですが、自己認識、いわゆる自我(自分は誰であるか)は、空間認知と密接に関係しています。

つまり、まさに周囲と自分との位置によって、自分というものが決定されるということです(興味深いことに自意識と空間認知を司る大脳部位は一致しています)。
制限された空間に閉じ込められていると、私たちの経験がかなり限定されるために、自己像もそれに影響されてゆがんでしまいます。

オープンな空間でのびのびと育てば、経験を積めば積むほど多様性のある経路を知ることもでき、大局観もついてきます。

言語でさえも空間認知によって変わってきます。

私たちが作り上げた環境、空間によって私たちが変化し、それによってまた環境が変化する・・・

こういった場の特徴を考えると、私たちの生活の中の居住空間や生活空間をなるべくオープンにする(制限をつくらない)ことが、私たちの認知能力にも多大なプラスの影響を与えると思います。

もちろん、これは心理的な空間にもいえます。

心理的に拘束されている空間は人間からエネルギーを奪います。

遺伝子がすべてを決定するどころか、環境がすべてを決定するといっても過言ではありません。

もっとも毒性の強い環境とは、


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再び事務局の菅原です。

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