Q&A 『「熱型」について』
「熱型」についてのご質問の回答をシェアいたします。
(ご質問内容)
お世話になっております。
体温について質問です。現在の国家資格の鍼灸カリキュラムにおける臨床医学総論において、体温の単元では「熱型」が出てきます。
例えば敗血症、肝膿瘍、膠原病では弛張熱や間欠熱。
ホジキン病、マラリアでは波状熱。
などのように現代医学の病名によって熱型を区分していますが、発熱が通常のゴミ処理では追いつかなくなって起こる炎症の結果という点を踏まえると、こういう熱型の区分の仕方はあまり意味はないように思えるのですが、実際の臨床ではどうなのでしょうか?
熱型や到達する発熱温度を決めるのは患者のエネルギー代謝の状態や、リポリシス、プーファ量などの変化、そこに対する免疫系の反応に連動して変化していくイメージなのですが、いかがでしょうか?
またセットポイントという考え方がありますが、これも普段から免疫系でのゴミ処理をスムーズに行えてる人の場合は、よほどのストレスがかからない限りは炎症による発熱にはなりえないのかなと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
(回答)
・バクテリア感染などの病態によって、熱型が変わるというのは、現代医学の誤った前提である「病原体仮説(germ theory)」の悪しき例です。
・ご指摘のように、発熱は糖のエネルギー代謝が低下している炎症の場で起こる一時的な現象です。この発熱の原因となる
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