『花粉症の舌下免疫療法について』パレオ協会ニュースレター号外2019.3.16
花粉症の現代医療の治療についての会員さまからのご質問に回答いたします。
(ご質問)
花粉症の治療について質問させていただきます。
自分の周りでは花粉症の根本治療として舌下免疫療法をやってる人が多いのですが、この治療法が花粉症の根本治療になるというのがどうも納得いきません。
3年~5年と長期に渡って薬を服用し続けるこの治療法はどちらかといえば副作用の方が心配になります。
私自身、免疫系に作用する薬を服用することも抵抗があります。
舌下免疫療法に関する先生の考えを教えていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
(回答)
舌下免疫療法とは、アレルゲンとよばれる物質をわざわざ体内(血液中)に投与する方法です。
舌下よりアレルゲンを血管内に入れて全身の反応を引き起こすものです。
現代医療の仮説では、アレルギーにはアレルゲンを徐々に暴露していくと、感度が落ちて(感作性が低下する)いずれアレルギー反応が起きなくなると考えています。
これは、薬物治療におけるダウンレギュレーションと同じ考え方です。薬物治療のダウンレギュレーションとは、同じ薬物を同量持続投与すると、徐々に効果がなくなってくる現象を言います。
その説明として、
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ただし、アルコールを飲めない人がいるように、酵素の毒物処理能力にも限界があります。
アレルギーにもこの勘違いが適応されているということです。
アレルゲンを薬物と同じように慢性投与すると、それに耐性ができてアレルギー反応がなくなるという非常に危険な”幻想”です。
花粉については、再度『オメガ3の真実』をお読み頂きたいと思いますが、
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さて、このメカニズムを頭に入れて舌下免疫療法を考えてみましょう。
元々花粉症がある人は、糖のエネルギー代謝が回っていないか、腸の状態が非常に悪い(リーキーガットやSIBOがある)人たちです。
これらの人たちに、たとえ微量でも花粉を人工的に継続投与するとどうなるでしょうか?
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自分の糖のエネルギー代謝が戻ったために自然回復しているのです。