◆パレオ協会ニュースレター◆  『メトホルミン-エストロゲン、オメガ3と同じ歴史』


こんにちは 事務局です。最近ご入会された子育て中のお母様より母乳育児とパレオダイエットの関係についてご質問がありました。母乳は人工ミルクのような危険性がほとんどありません。しかし、母親の状態がすべて反映されるため、母親のライフスタイルが重要になってきます。
現代食では、母乳にプーファ、エストロゲンやエンドトキシン(内毒素)がお子様に移行することになります。これがお子さんの将来を決めてしまうほどのインパクトを持っています。
食生活だけでなく、母親のイライラ(ストレス物質)もお子さんに伝わってしまいますね。
原始人食に取り組んでいただくと、母乳成分がお子様の心身の成長を高めてくれます。

────────────────────────────────
『乳酸はシックネス・サブスタンス(病気の物質)』のニューズレターhttp://paleo.or.jp/bkmail/7952/を読まれた会員さまから、メトホルミンという糖尿病治療薬についてのご質問がありましたので、回答をシェアしたいと思います。

(ご質問)
メトホルミンという二型糖尿病の薬について、米国を中心に、抗老化やがん予防の効果があるとして、研究が進んでいるというニュースを目にしました。
日本でも、糖尿病以外に、自費であれば、抗老化、がん予防、また、インシュリン抵抗性と関連のある排卵障害時に投与可能と理解しています。

下記2点がメトホルミンの作用のようですが、2の場合は乳酸が蓄積する=シックネスフィールド、と解釈が出来るかなと思いました。
この場合、なぜメトホルミンの投与によって、寿命が伸びたり、がんが抑制されたりするのでしょうか。
また、予防としてのメトホルミン摂取について、先生のお考えがありましたら、お聞かせいただけますと幸いです。

1.運動時と同様に、AMPKを活性化し、骨格筋による糖の取り込みを促進
2.電子伝達系を抑制。ピルビン酸は乳酸に代謝されて、筋肉に貯蔵、乳酸が蓄積する(ただし、乳酸アシドーシスは腎機能が低下している等の特段の場合を除くと起こりにくい)

(回答)
ご指摘のようにメトホルミンで研究論文を渉猟すると、アンチエイジング・抗ガン作用・認知症予防などの健康効果を強調するものばかりが出ています(ほとんどは容量の違いなどで効果が異なるという論文)。一方、効果がない、あるいは悪化するという論文は少数でした。まるで昔のエストロゲンや最近のオメガ3の研究論文ようです。この時点で私はピンときました。

メトホルミンは、今まで
・ミトコンドリアの電子伝達系(I complex)をブロックすることでATP産生量を減らし、AMPを増やすことで肝臓での糖新生をブロックするとされてきました(J Bioenerg Biomembr. 2006 Feb; 38(1):33-42)。
その他にも
・小腸からの糖の吸収をブロック(Nature. 2015 Dec 10; 528(7581):262-266)
・ミトコンドリアでの乳酸→糖の変換をブロック(糖新生低下につながる)
(Nature. 2014 Jun 26; 510(7506):542-6)
・抗酸化物質を増やす(Metab Brain Dis. 2015 Jun;30(3):747-54)
などの様々な作用が報告されています。

私が一番驚いたのは、メトホルミンは甲状腺ホルモンやアスピリンと同じ「アンカップラー(余剰の電子を処理して熱に変える=ミトコンドリア活性)」ではないかという論文です(Redox Biol. 2018 Apr; 14: 187–197)。


この記事は一部制限がかかっています。
会員の方はログインしてご覧下さい。
会員で無い方は、パレオ協会に入会しませんか?


脂肪のβ酸化というのは、糖の代わりに脂肪をエネルギ―源とすることです。

これは活性酸素種・窒素種を必要以上に増加させるため、アルデヒド産生の原因となるため細胞に多大なストレスを与えます。

その証拠にメトホルミンは、


この記事は一部制限がかかっています。
会員の方はログインしてご覧下さい。
会員で無い方は、パレオ協会に入会しませんか?


カロリ―制限がアンチエイジングに効果があるといった間違った解釈(本当はたまたまプーファ・フリーの食事になっていただけ)、あるいは「ホルミシス効果」という作り話と同じ類のものです。

メトホルミンが実際に脳機能を低下させ、パーキンソン病などの神経変性のリスクになるという論文(Prog Neuropsychopharmacol Biol Psychiatry. 2017 Oct 3;79(Pt B):77-83)がありますが、ほとんどはこの逆の効果を証明する研究論文でここ数十年は埋め尽くされるでしょう。


この記事は一部制限がかかっています。
会員の方はログインしてご覧下さい。
会員で無い方は、パレオ協会に入会しませんか?



オメガ3については「プーファ・フリーであなたはよみがえる」続編で詳細に真実を書いていきますのでご期待ください。
────────────────────────────────

本情報・記事の著作権は全て﨑谷医学博士(﨑谷研究所)および(社)パレオ協会に帰属します。許可なく複製及び転載などすることを固く禁じます。また、この文章はパレオ協会会員のみにお送りいたしております。第三者に転送したり、Web サイトへアップするなどの再配信は固くお断りします。発覚した場合には、ニュースレター配信の送付を直ちに停止いたします。無断複製、転載及び配信は損害賠償、著作権法の罰則の対象となります。

────────────────────────────────

再び事務局です。
◆母乳育児とパレオダイエットについての参考DVDは基礎医学シリーズ生化学12「遺伝子総集編2」http://paleo.or.jp/dvdbasic01/

◆オメガ3の参考DVDはhttp://paleo.or.jp/dvd_health106/

◆「メディカルパレオプログラムDVD」
http://paleo.or.jp/dvdshop/

◆エネルギ―代謝を高める!厳選「ボトルサプリメント」
http://paleo.or.jp/supplementshop/

◆パレオ協会ホームページ
http://paleo.or.jp/

───────────────────────────────────
【配信元】
一般社団法人パレオ協会 事務局
〒861-8084
熊本市北区清水岩倉1-4-1
Tel / Fax 096-343-3750(平日10時~17時)

※本メールは「MSゴシック」などの等幅フォントで最適に表示されます。

配信の停止は  http://paleo.or.jp/login/?action=profile

(一旦ログインが必要です)

このページの先頭へ