SLEの検査と診断基準
SLEの検査
- 一般検査として炎症反応(CRP)、血液検査があります。
- *一般検査
- *免疫学的検査
- ・抗核抗体陽性(約95%)
- <抗核抗体の内訳は下記のとおり>
・抗DNA抗体
・抗体因子
・LE因子
(LE細胞は、変性した白血球の核に血清中のLE因子という抗体と補体が結合し、これを新たな白血球が貪食したもの)
* 抗リン脂質抗体、低補体血症、高ガンマグロブリン血症など
SLEの診断基準
SLE(全身性エリテマトーデス)の診断基準(米国リウマチ学会)
以下の11項目のうち4つ以上を満たすものとする。
- 血液異常:溶血性貧血、血小板減少
- 腎臓障害:腎炎
- 関節の炎症:2つ以上の末梢関節
- 抗核抗体
- 特殊抗体:anti-DNA抗体, anti-Smith抗体
- 漿膜炎:胸膜炎、心膜炎
- 口内炎、口腔潰瘍
- 光過敏症
- 蝶形紅斑
- 円盤状紅斑(デスコイド)
- 神経精神異常