◆慢性疲労について◆ /パレオ協会ニュースレター

hirou

 

こんにちは事務局の中野です。

今日のレター内容は、
会員の方から頂いたご質問のなかから
【慢性疲労】について取り上げていただきました。

疲労についての感じ方には
個人差は大いにあるとは思いますが
是非、参考にしてみてくださいね。

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■ 慢性疲労について
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みなさん、こんにちは。 崎谷です。

 

今回は現代社会で急増中の
「慢性疲労」についてお伝えしていきます。

 

ホルモンについて詳しくお伝えしていますので
少し難しいと思いますが
大まかな雰囲気をつかんで頂ければ結構です。

 

加齢にしたがって疲労がなかなかとれない
という経験はみなさんにはないでしょうか?

 

若いときほど、「寝たらすっきりする」という感覚もなくなってきます。

 

一方では疲れ知らずでいつもエンジン全開
原始人のようなひともいます。

 

この違いは何でしょうか?

 

慢性疲労の原因として
いままでウイルス感染が原因ではないか?など
さまざまな議論がなされてきました。

 

しかし、現代医学では
まだその原因がはっきりと分かっていません。

 

私はこれは全身の潜在性の慢性炎症が
原因だと考えています。

 

視床下部ー下垂体ー副腎系(HPA axis)の
慢性炎症により疲労の病態となる
以下の2つに注目してみましょう。

 

1.副腎疲労
2.甲状腺機能低下

いずれもが疲労の原因となる病態です。

 

まず「副腎疲労」についてみていきましょう。

副腎とは、腎臓の上部に位置し
クルミ大くらいの小さな組織です。
この組織から、緊急事態に産生される
ステロイドホルモン(コルチゾール)が分泌されます。

 

あるいは、エストロゲン、テストステロンのような
性ホルモンの大元も作られています。

 

その副腎の組織がダメージを受けて疲労し
上記のホルモンの産出が低下している状態。
これを「副腎疲労」と名付けています。

 

実際に「副腎疲労」によって
副腎ホルモンの産出が低下すると
わたしたちは「疲労」を感じます。

 

現代医療では
この副腎の働きをみるために
ステロイドホルモン(コルチゾール)を出す刺激を送り
きちんとホルモン量が産出されるかを測定しています。

 

ところが


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さて、

実際に副腎疲労が起こり
ステロイドホルモン、性ホルモンなどが
低下した場合の治療はどうなるでしょうか?


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このようなホルモン補充療法は
しっかりと1日の概日リズム(サーカディアンリズム)
にともなう分泌量を測定し
慎重に投与されなくてはなりません。

 

必要以上のものを投与すると
必ずその”しっぺ返し”がくるからです。

 

たとえば、副腎疲労の初期では
ステロイドホルモン(コルチゾール)の産出は高く
「DHEA」量は低くなっています。

 

この状態で「プレグレノロン」をたくさん投与すると
ステロイドホルモン(コルチゾール)が
さらに産出されることになります。


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したがって、よほど経験があって
測定をしっかりする医師や治療師でないと
安易に「ホルモン補充療法」をすると
かえって疲労が増すことになります。

 

日本では、
厳密に副腎疲労の検査を行っているところはほとんどありません。

 

それではわたしたちは副腎疲労に対して何をすればよいでしょうか?

 

それは、ホルモン濃度を測るまでもなく

パレオライフスタイルで

じっくり全身そして視床下部ー下垂体ー副腎系(HPA axis)の
慢性炎症を鎮めていくことです。

 

ホルモン補充をしても回復に1年はかかるといわれています。

パレオライフスタイルを始めても
すぐには「疲労感」がとれない場合でも
焦らずじっくり取り組みましょう。

 

またこの”焦り”は免疫系を通じて
ホルモン分泌に影響を与えますから
いわゆる”悪循環”が産み出されます。

 

何事も焦らずじっくりやっていきましょう。

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再び事務局の中野です。
今日のニュースレターを読み終えられましたら

ニュースレターバックナンバー
男女平等に訪れる更年期とパレオ~その1
https://paleo.or.jp/bkmail/2578/

こちらも再度読み返していてくださいね(*^_^*)


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