Q&A 『消炎鎮痛の湿布について』
消炎鎮痛の湿布についてのご質問に回答いたします。
(ご質問内容)
いつも大変お世話になっております。
変形性股関節症で軟骨磨耗の可能性があり、整形外科に通院しています。時に歩行や階段昇りが困難な状態ですが、ロキソニンテープを貼ると痛みが軽減します。
しかし、ロキソニンのような消炎鎮痛剤はプロゲステロン等の働きを抑制しますよね。
湿布を常用しても良いのか教えてください。
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
(回答)
・湿布中の薬剤は経皮吸収されます。したがって、内服するより、血液濃度が高くなることが予想されますが、効果は湿布も内服もほとんど変わらないという報告もあります(Clin Drug Investig. 2019; 39(4): 369–377)。
・非ステロイド消炎鎮痛薬 (NSAID)のロキソニンは、プーファの
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を抑える作用があります。
・しかし、胃腸障害(胃潰瘍、消化管出血、リーキーガット)、肝臓・腎臓障害、間質性肺炎、脳障害など幅広く臓器を障害します(J Med Assoc Thai, 82 (7), 721-6 Jul 1999)(Journal of Medical Case Reports volume 10, Article number: 128 (2016))(Clinical Therapeutics 30(12):2402-6 · January 2009)。
・販売後の調査で一部公表されていることで注意喚起されていることは、これらロキソニンなどの非ステロイド消炎鎮痛薬 (NSAID)は、脳卒中、心筋梗塞による死亡や腎臓のがんの発生を高めることです(BMJ 2017;357:j1909)(European Heart Journal – Cardiovascular Pharmacotherapy. doi:10.1093/ehjcvp/pvw041)(Oncology Times: March 25, 2016 – Volume 38 – Issue 6 – p 21)。
・ロキソニンを含めた非ステロイド消炎鎮痛薬 (NSAID)は、
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他の重篤な副作用はどちらも等しく起こります。
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を除く、ロキソニンに代表される非ステロイド消炎鎮痛薬 (NSAID)は、慢性的に湿布や内服などを行うことで甚大な副作用を引き起こすのです。