Q&A 『鉄剤とマクロファージの食作用について』
マクロファージの食作用ついてのご質問に回答いたします。
(ご質問内容)
いつもお世話になります。
マクロファージや好中球が還元物質であるNADPHを利用するということは、それ自体が還元物質を減らそうとしているリスクヘッジになっていて生命の素晴らしい仕組みであると考えられると思います。
疲れやすく元気がない人への鉄剤の投与で、当初は効いているという体感がある人が少なからずいるというのは、スーパーオキサイドおよび鉄の存在下でハイドロキシラジカルとなって微生物を殺傷することでしょうか?
そして糖代謝よりペントースリン酸経路が活性化しているからこそNADPHがあることによって、その後の処理であるマクロファージや好中球の処理が活性化されることによる一時的な反応ということでしょうか?
お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。
(回答)
・マクロファージなどの食細胞は、バクテリアを貪食して殺傷する時に、、
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バクテリアを殺傷します。
・鉄剤の投与がこの時の鉄として利用されるという研究結果はありません。すでに糖のエネルギー代謝が低下している人は、鉄剤を与えても、その吸収および鉄利用そのものができません。
・鉄剤を投与
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長期的にはエンドトキシンの活性化とプーファの脂質過酸化反応で様々な副作用をもたらします。