Q&A 『血管の状態に体質はあるのか?』


『血管の状態に体質はあるのか?』

血管の状態は遺伝で決定されているのかというご質問に回答いたします。

(ご質問内容)

先生の考え方や理論によりますと、遺伝や体質といった確固たるものはほとんどないような印象を受けていますが、私はずっと血管が太くて手の甲や腕からも盛り上がっていることが多く女性なのに肉体労働者のようであまりいい印象を受けてはいませんでした。

おそらく小さい頃からそうだと思いますが、血管の太さは体質でしょうか?

よく採血の時に血管が出ないとか取りづらい人がいるという話も聞きますが血管の通っている場所がたまたま肌表面の近くにないというだけでなく太さに個人差ができるというのは、どういうことでしょうか?

(回答)

・糖のエネルギ―代謝が回っている人は血管の太さや数だけでなく機能が高いです。血管の壁が薄い静脈でさえ、弾力をもっています。

・この血管の弾力は、血管壁を構成するコラーゲンの新陳代謝が良いという指標です。

・プーファ過剰で糖のエネルギ―代謝が低下している人は、血管が閉塞したり、蛇行(動脈・静脈硬化)しています。また弾力がなく、点滴の針を刺してもすぐに漏れます。

・体表面から静脈がたくさん見えるのは悪いことではありません。それだけ、血液の循環が良いということです。

・ただし、


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遺伝子(環境因子がないと作動しない設計図)が決定することは何もないのです。
(参考記事)
『どうせ「生まれつき」と開き直ることができるか?』2019/3/3/崎谷博征ブログ
「現代医学(サイエンス)の迷妄」場の理論◆パレオ協会ニュースレター◆ https://paleo.or.jp/bkmail/5315/
犬に携わる方の話によると、目がブルーのシバリアンハスキーはカナダが原産の犬ですが、日本で繁殖させているうちに目がブラウンになることがあります。片目がブルー、もう片方がブラウン。似たような事例として、欧州の脚の長い犬種が日本では脚が短くなります。遺伝子変異ではなく、環境によって変わります。

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