パレオ協会Q&A 『「原始人食」についての基本的な疑問について』


「原始人食」についての基本的な疑問についての回答をシェアいたします。

(ご質問)
崎谷先生、いつもお世話になっています。
いつも貴重な学びの場を提供してくださりありがとうございます。
「原始人食」について、どうしても疑問に思う点がありますので質問させていただきます。

①単糖類・二糖類の積極的摂取について
即エネルギーとなり、果糖を含む蜂蜜・砂糖・フルーツ等の単糖類・二糖類がデンプンより優れていると理解をしております。ただ、これらはすぐにお腹がすいてしまいます。原始人はそんなに頻繁にフルーツなどを食べることができる環境にあったのでしょうか?また、原始人の時代のフルーツは、品種改良を重ねた今のフルーツに比べ甘みが少なかったという話も聞きます。まだ砂糖がなかった時代、原始人は一体どれだけの量のフルーツをどれだけ頻繁に食べていたのか?と疑問に思ってしまいます。更に、日本という国土でも、フルーツはふんだんにあったと考えられるのでしょうか?それぞれの地域で、フルーツの量に応じた人口だったということでしょうか?
この疑問が残ると、理屈では砂糖がよいと思っていても、「砂糖悪玉説」に対抗できません。

②乳製品の摂取について
乳製品が栄養的に優れていることは理解できます。ただ、ヒトが動物の乳を飲んだり乳製品を食べるようになったのは、農耕時代に入ってからと聞いたことがあります。であれば、穀物と同じくらい身体になじみがない食品ということにはならないのでしょうか?更に、日本人には乳糖不耐症の人が多くいます。これは食が欧米化するまで乳製品を口にしてこなかったからだと言われます。すると、「原始人食」の基本的な考え方からしても、巷間言われる「日本人が乳製品を食べるのに適さない」という意見に反論ができません。どう考えたらよいのでしょうか?

③ナッツの摂取について
プーファが身体に悪いということは理解・納得しています。しかし、原始人はどんぐりやクルミなどをナッツ類を食べていたといいます。大昔から食べていたのに、なぜヒトの身体はこれらナッツに含まれるプーファに適応しなかったのでしょうか?お忙しい中申し訳ありませんが、ご教示頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。

(回答)


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