パレオ協会Q&A 『出生児異常とワクチンの関係について』

出生児異常とワクチンの関係についての基本的な回答をシェアいたします。

(ご質問)
崎谷先生 いつも大変お世話になっております。

つい先日妊娠後半で、胎児の超音波検査でDandy-Walker症候群を疑う症例がありました。この方は、日本在住のベトナム人で、新型コロナのワクチン接種を2-3回行っております。Dandy-Walker症候群は、2万5000~3万5000例に一人、とされ、妊娠中に発見されることは少なく、出生時でも水頭症を伴うものは10%ぐらいで、生後何か月かの間にだんだん水頭症が出現してきてやっと発見されることが多いようです。

先生のご見解として、新型コロナワクチン接種との因果関係は、どのように推察されますでしょうか?
ご見解をお聞かせ頂けますと幸いでございます。
ご多忙の中申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。

(回答)
・Dandy-Walker症候群は、出生時の脳の異常によって脳内(脳室)に水が溜まり水頭症という状態になります。たいていは、胎児の頭が大きくなること(macrocephaly)で、分かります(Dandy-Walker syndrome: different modalities of treatment and outcome in 42 cases. Childs Nerv Syst. 2001 May;17(6):348-52)(Congenital abnormalities of the posterior fossa. Radiographics. 2015 Jan-Feb;35(1):200-20)。その他、顔、心臓、消化器、泌尿器などの形成異常を伴います(The Most Common Comorbidities in Dandy-Walker Syndrome Patients: A Systematic Review of Case Reports. J Child Neurol. 2017 Sep;32(10):886-902)。私も脳外科医として、手術症例を数例見たことがあります。

・過去には、母親のアルコール飲酒やウイルス感染などが原因と推定されていました。しかし、現在ではワクチン接種と水頭症やその他の出生時異常との関連が報告されるようになっています


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の間に毒性物質(医薬品、アルコール、ワクチンなど)に晒されると胎児に出生時異常(奇形)が発生するのは、発生学の基本中の基本です(基礎医学『解剖生理学』参照)。この時期に、母親が遺伝子ワクチンを接種したかどうかを尋ねてみましょう。
2023年9月21日

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