Q&A 『妊婦の溶連菌検査について』
妊婦の溶連菌検査についてのご質問に回答いたします。
(ご質問内容)
いつも大変お世話になっております。
妊婦対象のGPS感染症の検査は、PCR検査と関係しているのでしょうか?
出産直後に母子が、抗生剤の投与を受けないですむには、どのような事に妊娠中に、或いは検査前に気をつけたらよいのでしょうか?教えてください。陽性になり、産まれたての赤ちゃんの母乳にお薬を入れる事が、多くのお母さん達の心配の種です。
赤ちゃんの生命の危機を防止したい気持ちもあるのも事実で、出産の前の不安や安心材料にもなっている検査のようです。栄養状態をよくするプーファフリーで糖のエネルギー代謝をよくすること意外に何かありますか?
また、陽性になり抗生剤を投与した場合、産後直ぐに母子は、何に気をつけたら良いでしょうか。お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
(回答)
・溶連菌(Group B Streptococcus (GBS))は、腸管や膣内にも共生している常在菌です。主に産道を通る時に、子供にも定着するバクテリアです(MMWR Recomm Rep. 2010 Nov 19;59(RR-10):1-36)。
・このバクテリアが状態の悪い母親や新生児に感染症という状態を起こすとされています。そのため、妊娠35~37週で、母親の直腸と膣から採取した検体を培地で培養してバクテリアの存在を確かめます。遺伝子配列を検索するPCR検査ではありません。
・状態の悪い新生児(糖のエネルギー代謝の低下=免疫抑制)では、肺炎、髄膜炎、敗血症が起こります(Clin Microbiol Infect. 2011 Sep;17(9):1294-30)。これは溶連菌に限ったことではなく、
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それなのに何故、現代社会の産婦人科で溶連菌の検査がやかましく喧伝されているのでしょうか?それは溶連菌に対するワクチンのプロモーションのためなのです。
(参考記事)
Q&A 『食事が乳児に及ぼす影響とIgAについて』https://paleo.or.jp/answer/9981/
Q&A 『乳がんのときの授乳について』 https://paleo.or.jp/answer/9170/