サイコバイオティックス~精神安定化腸内細菌/パレオ協会ニュースレター
こんにちは
今日は朝から大勢の若い男女に囲まれた事務局の中野です。
6月初めに梅雨入りした事務局のあります広島ですが
本日、ようやく梅雨らしい雨(豪雨?)が降っています。(^_-)
[user field=seimei]さまの地方はいかがですか?
この豪雨のせいで交通機関に遅れが出たのか?
朝、中野が乗ろうと思っていたバスが30分も遅れてバス停に到着
豪雨の中、急いでバスに乗り込んだら・・・・・
その時間にいるはずのない学生さんたちで満員!!(-_-)/
事務局近くのバス停付近には、3つの高校があります。
学生さんたちは試験中なのか
みんなプリントや参考書を開き俯いていました。
そんなギュウギュウな車中での出来事・・・♪
1人の男の子が席を立ち
おじいちゃんに席を譲る姿が目に飛び込んできました!(^^)!
歩けば20分もかからない距離を
待ち時間30分・道路渋滞で乗車時間20分・・・・
占めて50分も通勤にかけてしまい
些か落ち込み気味だった中野の気持ちを
一気にホンワカさせてくれました♪
ありがとう学生君♪
あっ・・・・
また恒例の前書き脱線です・・・・申し訳ございません。
今週のお話は
精神安定化腸内細菌についてです。
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■ サイコバイオティックス~精神安定化腸内細菌
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みなさん、こんにちは。パレオ協会代表の崎谷です。
今回は腸内細菌と健康に関する
新しい研究をご紹介したいと思います。
腸内細菌は体内に100兆個共生しています。
その数は私たちの全細胞数の10倍にのぼります。
重量にして1.5kgにもなります。
2013年のデンマークの研究では
292のデンマーク人の腸内細菌を調べたところ
健康を維持するのに必要と考えられている
腸内細菌数より40%も少なかったひとが25%もいたといいます
(Nature 500,541–54)。
腸内細菌の数が少ないひとほど
肥満傾向
インシュリン感受性低下(Ⅱ型糖尿病)
慢性炎症が起こりやすいといった特徴がありました。
腸内細菌は
私たしたちが取り込んだ食べものの
消化・吸収などに多大な影響を与えていることは
拙著やパレオプログラムの中でも繰り返しお伝えしております。
そして、私たちの気分や記憶にまで影響を与えています。
特に、うつ病や不安神経症などの
精神疾患にも腸内細菌が関与しているといったら驚かれるでしょう。
米国では精神の病でいわゆる向精神薬とよばれる
化学物質を常用している人口は20%といわれています。
日本もそれに近いのではないかと思います。
今、わたしが知っている大企業も含め
経済状況の悪化するなか
会社内で精神を病む方が増えています。
しかし
製薬会社の向精神薬は効果がないばかりか
長期的にはとりかえしのつかない
甚大な副作用をもたらします。
その解決策として
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いま注目されているのが
「サイコバイオティックス」とよばれる
プロバイオティックス(腸内細菌活性化物質)。
「サイコバイオティックス」は
生きている腸内細菌が出す
セロトニン
GABAやドーパミンという神経伝達物質です。
これらの物質は
ストレスを軽減し、気分を高める作用があります。
2013年にアイルランドでの動物実験では
ラクトバチルス
ヘルベチカとビフィドバクテリウム
ロンガムという2つの腸内細菌が
ストレスホルモンを軽減させる働きをしていることが報告されました
(Biological Psychiatry June 11, 2013)。
今後は精神の病に対しても
上記のような有用な腸内細菌を活性化する治療が
より効果があり、副作用もない理想的な解決方法となるでしょう。
もちろん原始食で奨励しております、発酵食
・納豆
・ケフィァ
・ザワークラフトなどが
その理想的な解決となります。
発酵食は精神を安定させる
「サイコバイオティックス」になるだけではありません。
ビタミンDとセットで
必要なビタミンK2の重要な供給源です。
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また、体内の重金属、農薬などの
毒性物質もキレート効果で排出してくれます。
そして最後に
このような有用微生物をキープするためにも避けなければならないものが
・抗生物質の長期投与
・抗生物質を与えられている家畜(ブロイラー、集中給餌施設など)肉の摂取
・遺伝子組み換え食物を与えられた家畜の肉・産生物
・フッ素や塩素で消毒した水
・抗生物質入りの石鹸類
・ランドアップなどの除草剤で汚染された農作物、遺伝子組み換え作物です。
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再び事務局の中野です。
いよいよ今週土曜日は【パレオセミナー東京】です。
崎谷理事から
『少しでも多く会員様と直接お話しできる時間を設けたい』との要望もあり
急遽セミナー後、食事をとりながらの懇親会も開催することになりました。
会員様と直接お目にかかれるので
私も、セミナーをとっても楽しみにしております。
今回、沢山のセミナー参加へのご応募をいただいたのですが
全員の方に参加いただけなく
本当に、申し訳ありません。
これからは、セミナーも沢山企画していきたいと思っております。
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