パレオ協会Q&A 『何が正しくて何が嘘なのか?:物事の真偽の判断について』


物事の真偽の判断についての基本的な回答をシェアいたします。

(ご質問)
いつも大変お世話になっております。

ニュースレター『ペストの真実』を読んで、科学的な事実と歴史的(一般的)認識と違いを実感しています。

質問ですが、最近読んでいます『偽装された原爆投下』(福村出版 ミヒャエル パルマ―)のような本を読むときに、科学的根拠がある真実が書いてあるかどうかの評価のポイントはどんなところにあるのか、というものです。

著者曰く、広島、長崎の爆弾は原爆ではなくナパーム弾、マスタードガス、マグネシウム爆弾などの複合であり、その根拠は”爆心地”の土壌調査、生存者の証言、同じく生存者の医学的検査結果(あまり多くは残っていないが)などを科学的に総合すると原子爆弾ではないということです。

(なぜそのようなことをする必要があったのか・・・はかなり憶測が伴いますが、それはまた別問題としまして。)

歴史として学ぶ内容には真実ではないことが多いというのは理解しますが、”科学的”に見たときに何が真実で何が真実ではないかというのを自分で判断するのは難しく、「科学的に説明」していると言われても、その背景となる基礎知識がないとそのまま理解するのが難しいことがあります。

「科学的」と言われる場合、関係する各種論文を自分で探して読んで評価するのも難しいため、科学的な文を解釈する際の態度について、先生の見解を聞きたいものです。

専門家向けと一般人向けではことなるのかどうか、という事はあると思いますが、一般読者向けの科学的に正しいかどうかを読み取るポイントに関してご意見伺えればと思います。

(回答)

『偽装された原爆投下』(福村出版 ミヒャエル パルマ―)は名著です。ここに書かれていることが本当かどうかは、自分で調べるしかありません。

私は原爆が


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2025年11月7日

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