食育体験レポート~子ども食堂~2019.3.3
2019年3月3日、桃の節句。
最近、SNSで見かける「子ども食堂」に参加してきました。
毎月1回だけオープンする食堂です。子どもは無料で参加、調理も体験できます。
メニューは月の行事や旬の素材を使った内容です。食堂の運営はボランティアで支えられています。
20年、30年前とは食事情が大きく変わり、レトルトやお惣菜がたくさん出回り、家庭で調理するより、格安な惣菜、弁当を購入した方が割安だ。と言われるようになりました。
果たしてそうでしょうか。加工された食品を使用して安価な食事を習慣にすることの代償は必ず身体にツケがまわってきます。身体の不調を感じるようになると、病院通いなどで、時間や治療代を長年に渡って費やすことになります。
お料理をしない家庭が増えているようで、小児科の先生が外来診察時に「お菓子しかたべていないのではないかと思われるお子さんを時々、診察する」とのお話しを聞いたり、日常的に子供に晩御飯の弁当を買ってくるようお金を渡す様子を見たりして、食育を広めていきたいと思われたボランティアの方々。
「自分たちで作ったご飯が美味しい」と思える子どもが増えて欲しいという思いから始められた「子ども食堂」は増え続けています。
この日のメニューはお花見弁当です。
子どもが一番作りたがったのが、「いきなり団子」でした。米粉、小麦粉、塩、水を捏ねて丸める作業が人気。丸めながら「気持ちいい~、気持ちいい~」と目を閉じ、うっとりしながら繰り返します。その表情がとても子供らしく、ホッとしました。
こうやって自分で作ると、市販されている食品の原材料表示をみて気付くときがくると思います。
食育の1歩目として貴重な場ですね。