医薬品の副作用★医薬品の副作用の症状

医薬品の一般的な副作用

<一般症状>

  • *発熱:48~57%、発疹:25~49%
  • *消化器症状:28~60%
  • *黄疸:61~78%
  • *皮膚掻痒感、薬疹:37~59%
  • *全身倦怠感:52%

薬剤の種類と使用の増加に伴い、薬剤に起因する肝障害が増加しています。薬剤性肝障害は、起因薬剤を中止することによって速やかに回復しますが、まれに重篤な肝障害をきたして死の転機をとることもあります。

起因物質では抗生物質が最も多く、最近の十年間だけを見ると全体の76%を占めています。また麻酔薬も一過性に肝機能異常をきたします。

薬剤熱

薬剤熱とは、薬剤与薬により引き起こされた発熱のことです。

<薬剤熱の発症機序>

  1. アレルギー
    薬剤を抗原とした免疫機序の関与により発熱する。日常診療の中で最も問題となることが多く、しばしば発熱の原因として見過ごされ誤診されることも多い。
  2. 薬理作用に起因し、治療の結果として発熱するもの
    例えば、抗腫瘍剤を使用し、腫瘍組織壊死によって生ずる発熱。あるいはヘルクスハイマー反応 (抗生物質により死んだ梅毒菌体による炎症反応)などがその例です。
  3. 薬剤による体温調節機構の変化に起因するもの
    アトロピンの発汗低下作用、カテコールアミンの血管収縮作用などの熱放射障害、あるいは甲状腺ホルモンによる基礎代謝の増加など。これらは通常、与薬量がきわめて大量である場合にのみ問題になる。
  4. 患者側の特殊な条件(素因)に基づくもの
    例えばG6PD欠損症でのプリマキン与薬時の発熱、麻酔薬による悪性高熱症等
  5. 薬剤与薬時の合併症によるもの
    例えば、静注による静脈炎などで、薬の本来の作用とは無関係なもの。

<薬剤熱の原因薬剤として頻度の高いもの>

  • 化学療法剤:ペニシリン、セフェム、サルファ剤、INH、PAS、アムホテリシンB
  • 循環器薬:αメチルドーパ、キニジン、プロカインアミド、ニフェジピン、ヒドララジン
  • 中枢神経系薬:ジフェニルヒダントイン、カルバマゼピン、リゼルグ酸
  • 抗腫瘍剤:ブレオマイシン、アザチオプリン
  • その他:NSAIDs、ヨード剤、アロプリノール、抗甲状腺薬


このページの先頭へ