Q&A 『グルタチオン注射について』


グルタチオン注射についてのご質問に回答いたします。

(ご質問内容)

いつもお世話になっております。
グルタチオン注射について
先日、白斑についての解説がありましたがhttps://paleo.or.jp/answer/9538/
その逆で、美容系のところではグルタチオン注射が肌を白くする
ということで売りになっているようです。
注射の成分はアスコルビン酸などのオプションがあったりもするようですが、アミノ酸としては、グルタミン酸・システイン・グリシンが入っているとのこと。
ドラッグストア商品などでもシステインが美白というキャッチはよるあるものと認識していますが酸化ストレス状態にある人に投与した場合リポファスチンができないようになるとも思えず、紫外線に当たっても焼けない肌をつくるという感じなのかもしれませんがそれが健康的とも思えません。

実際に肌が白くなる(焼けにくくなる)ということがあるとするならばそれが何を意味しているのか?解説していただけますでしょうか。

(回答)

・リポファッシン(シミ)の原因は、


この記事は一部制限がかかっています。
会員の方はログインしてご覧下さい。
会員で無い方は、パレオ協会に入会しませんか?


に変化していきます。

・グルタチオンやその成分となるシステインは、結果として起こる酸化ストレスに対処するものであって、根本原因にアプローチしていません。

・それだけでなく、


この記事は一部制限がかかっています。
会員の方はログインしてご覧下さい。
会員で無い方は、パレオ協会に入会しませんか?


を増大させることになります。

・これは、


この記事は一部制限がかかっています。
会員の方はログインしてご覧下さい。
会員で無い方は、パレオ協会に入会しませんか?


が治癒するメカニズムと全く同じです(Sci Rep. 2019 Apr 11;9(1):5926)。

・このような酸化ストレスを軽減すればアンチエイジングになるという旧態依然としたファンタジーは、すでに本物のサイエンスで明確に否定されています。

◆パレオ協会ニュースレター◆  『皮膚にもプーファは危険か?』 https://paleo.or.jp/bkmail/8529/
Q&A 『皮膚につけるオイルについて』 https://paleo.or.jp/answer/9223/

このページの先頭へ