Q&A 『ペントースリン酸回路について』


ペントースリン酸回路についてのご質問に回答いたします。

(ご質問内容)

いつもありがとうございます。
基礎医学シリーズの代謝総論から質問です。
G6PD酵素(ペントースリン酸回路)が欠損している人はガンになりにくいとありましたが、その酵素は図解を見る限りグルコースから解糖系のTCA回路へとつながるルートでも使われているように見えます。
解糖系に至る最初の段階の酵素が欠損していたらそもそも正常な糖代謝が回りにくくなるような気がしますが
どうしてガンになりにくいのでしょうか?

(回答)
・G6PD酵素は、ペントースリン酸回路の最初のステップで使用される酵素です。ブドウ糖が[hidepost=0]解糖系→TCA回路→電子伝達系という糖のエネルギー代謝では使用されない酵素です。

・ペントースリン酸回路は、抗酸化物質(グルタチオン)を産生するため、がんが増殖します。さらに、遺伝子やアミノ酸といった増殖に必要な物質も作ります。

・G6PD酵素が欠損すると、ペントースリン酸回路が回らない[/hidepost]ので、ガンになりにくいのです。

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